しかし、目上の人の權威で目下の人の道徳を維持する、と云ふ方法は、既に日本では不完全にしか機能しなくなつてゐる。
posted at 01:29:57
天皇の權威が破壞されて、人の上の人の權威が破壞される事が知れ渡つても、相變らず日本では目上と目下の關係が殘つてゐる。
posted at 01:28:35
觀念的な「新しい道徳」なるものが、さうさう簡單に定着するものではない。
posted at 01:27:43
何うもその邊、日本人は氣樂に考へ過ぎたやうに思はれる。
posted at 01:27:24
が、天皇の權威を破壞し、日本的な道徳を破壞して、その後に新しい道徳を確立する事は可能か。
posted at 01:26:52
既存の道徳を破壞して、その後に新たな道徳を確立しようと考へたわけだ。
posted at 01:26:32
共産党なんかが天皇制の打倒を主張したのは、坂口安吾が「堕落論」を唱へたのと同じであると見て良い。
posted at 01:26:14
天皇の存在は、太宰治によれば、日本の道徳の基礎である。
posted at 01:25:36
共産党や左翼は天皇制の打倒を主張した。これは、單なる日本の體制の破壞を目的としたものか。
posted at 01:25:09
そもそも、天皇の存在は、日本的なるものの中でどのやうな意味を持つものなのか。
posted at 01:24:28
天皇の權威を破壞する必要があつたのか。
posted at 01:24:05
戰後に行なはれた農地改革やら何やらは、天皇の權威を破壞するのと必然的な關係があるのか。單に平行して行なはれたに過ぎない事でないのか。
posted at 01:23:44
戰後の改革にも良いものがある、それを否定するのか、とよく言はれるが、良いものは良いものとして採入れて良い。が、良いものがあるから、抱合せで惡いものも受容れなければならないのか。
posted at 01:21:47
濟し崩し的に改革を許してしまつたら、革新主義者の思ふ壺である。
posted at 01:20:39
さう云ふ手間を省きたがつて、「やっちゃったもんはしょうがない」つて言ふ人が多いのだけれども、さうやつて既成事實の積み重ねで物事を變へてしまふのは――少くとも保守派陣營は受容れては行けない。
posted at 01:19:43
もちろん、その後にも時間は續いてゐるのだから、其處は其處で不整合を何とかしておかなければ行けない。
posted at 01:17:35
だから、斷絶が生じた時點まで一旦立ち戻つて、やり直しをしなければならない。
posted at 01:17:28
神代の時代から奈良・平安の時代、中世、近世を經て、明治維新に近代を取り入れてゐるけれども、兔に角つい最近まで日本の歴史はつながつてゐたわけだ。それが昭和20年の敗戰を機に、無茶な「改革」が行なはれて、斷絶が發生した。
posted at 01:15:29
古墳時代や飛鳥時代にまで戻ると平安時代や鎌倉時代以降の文化が全部すつ飛ぶし、日本的なものを守らうとするなら、單なる復古ではダメ。明治維新の王政復古も、飽くまで王政の復古であつて、何でもかんでも復古するなんて事ではなかつた。
posted at 01:13:17
@Capt_poland1963 夏はダニが増えますからねえ
posted at 01:09:32
@Capt_poland1963 ダニの類でせう
posted at 01:08:08
淨土宗や禅宗のやうなおなじみの佛教が日本に入つて來て發展したのは鎌倉時代以降。
posted at 01:07:52
たたみの部屋とか、お茶とか、「日本的」なものは室町時代に澤山成立してゐる。
posted at 01:06:45
よく「日本的」つて言はれるものは、鎌倉時代以降のものが多い。
posted at 01:05:39
@Capt_poland1963 蟲の仕業ですな
posted at 01:04:14
「現代仮名遣」はその讓れない一線を踏み越えたものだ。
posted at 00:54:44
國語の表記で、歴史的かなづかひは絶對に讓れない一線だ、と俺なんかは信じてゐる。
posted at 00:54:35
恰好なんかつけてゐないで、勉強しようよ。
posted at 00:53:54
出來もしない事を反省してみせる、なんてのは意味がないのだが、現代の日本人は、利巧だから、さう云ふ意味のない事でもパフォーマンスとして尤もらしいなら、他人を威壓する爲に便利である、として平氣で採用するのである。
posted at 00:53:39
そもそも、「あれか、これか」と云ふ西歐の近代の方法を、日本人は少しでも眞似できたか。
posted at 00:52:05
しかし、日本人は近代化をとことん進めたか。
posted at 00:51:34
西歐の連中が近代化を反省してゐるのに對して、日本人は「近代化を反省する」と云ふ事を近代化の方法の一つとして採用してゐるに過ぎない。
posted at 00:51:20
近代化を進めて進めて、行詰まつて、それで西歐の連中は反省を始めた。が、日本人は、それを見て、近代化の流れの一つとして「近代化の反省」と云ふ方法を學んだに過ぎない。
posted at 00:50:34
しかし、明治維新以來、日本人は、近代化を進める、と云ふ大方針を選んだのだ。それを忘れては行けない。
posted at 00:49:42
斯う言ふと、西歐的な發想と日本人的な發想とに優劣をつけるのか、つて文句が出てくる。西歐にも限界がある、今こそ日本的な發想の時代だ、つて威張るのな。
posted at 00:49:03
敢てさう言はう。
posted at 00:47:52
しかし、「あれも、これも」と云ふ發想は前近代的であり、「あれか、これか」と云ふ發想は近代以降のものである。
posted at 00:47:14
キルケゴールが「あれか、これか」つて本を書いてゐるのだが、斯う云ふ事を考へられるのが西歐人なんだな。
posted at 00:46:26
あれもこれも、つて考へ方しか、日本人は出來ないんだな。
posted at 00:46:01
歴史的かなづかひは大事である、と言ふと、變體假名も大事である、字音假名遣も大事である、文語も大事である、……、とえんえん「何々も大事」つて主張が湧いて出てくる。
posted at 00:45:53
正統表記の關係者にも、この邊の事が考へられない人が結構多い。
posted at 00:45:03
「日本語が日本語であるために、變つて良い部分と、變つてはならない部分とがある」――斯う言つたら、言語学の専門家の人には嗤はれる。彼らは「言葉は変化するものである」と信じてゐるからだ。
posted at 00:44:17
何うもこの邊、日本人には「考へられない」領域であつたりするらしい。
posted at 00:43:28
何處までは讓つても仕方がない、何處からは讓る事が出來ない。この問題を、日本人は考へてゐるか。
posted at 00:41:44
日本人が日本人であるために、讓つてはならない事とは何か。
posted at 00:40:21
では「日本人は日本人であるために、讓れるところは讓つていいけれども、讓れないところは絶對に讓つてはならない。」と云ふ事にならないか。
posted at 00:40:01
人は人であるために、讓れるところは讓つていいけれども、讓れないところは絶對に讓れない。
posted at 00:39:29
神社は神社であるために、讓れるところは讓るけれども、讓れないところは絶對に讓れない。
posted at 00:39:07
神社は神社として生き延びるために、時代に適應して行く必要がある。しかし、神社は神社であるために、時代に抗して大事なXを守り續けて行かなければならない。
posted at 00:26:48