風の谷のナウシカのメーヴェは実在した!! - 滝川スカイパーク サマースカイフェスタ2016 - youtu.be/17elclJuXxQ @YouTubeさんから
posted at 05:22:44
「メーヴェ」初の公開飛行 観衆１０００人大歓声 滝川 dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topi… #どうしんウェブ／電子版
posted at 05:22:08
何億年何兆年も未來の宇宙を考へれば、「優生學」的政策が實施される事も、平和主義が完全に實施される事も、安倍政權が改憲をする事も、日本共産党が政權をとる事も、結果は變らない。過程が變るだけだが、その過程と云ふのも宇宙の長い歴史の中で見れば一瞬の事に過ぎない。
posted at 05:07:23
宇宙の未來が絶對の虚無であつても、右翼も左翼も、より良い日本の社會のありやうをめぐつて、言爭ひを續けるだらう。
posted at 05:05:10
遠い遠い未來、あまりに膨脹して物質の密度が薄くなつて、死の世界と化した宇宙の事を想像はしてみても、それで今日のおひるごはんを心配しないで濟むやうに人間は出來てゐない。
posted at 05:03:10
福田恆存は或時、自分が日本の歴史上生きたありとあらゆる人々と同じ空間に生きてゐる事をまざまざと「感じた」(そして恍惚となつた)さうだが、さすがに自分が何億光年もあり何億年何兆年と存在し續ける宇宙の中にゐる事まで、まざまざと感じたりはしなかつた。
posted at 05:00:58
しかし、キリスト教の神と云ふものゝ存在を疑ふ合理主義的な日本人であつても、いちいち自分が死んだ後の事なんか考へず、ただひたすら毎日御仕事したり、インターネットで論爭したりして、死ぬまで暇潰しをしてゐるのである。
posted at 04:57:34
日本人にしてみれば、そんな壮大な宇宙と云ふものを作つておいて、小さな小さな地球の上にほんの一瞬のみ存在するだけの人間と云ふものを、いちいち創造主である神が、憐れんだり、救濟したりするものかと、疑問に思はれる。
posted at 04:54:27
ただ、たまたま宇宙が生じ、宇宙にあるものは宇宙に生じたに過ぎない。宇宙に存在するものは、いづれは徹底的にばらばらになるか、猛火の中に燒かれるかして、無に歸る。人間が生きた證は殘らない。
posted at 04:52:33
科學的に言へば、人類に限らず、この宇宙に存在するものは全て、存在する意義などない。
posted at 04:50:07
いづれにしても、人類の營爲は全て無に歸す事が確實であり、なのになぜ人類は斯うやつて地上で生活し、仕事をしたり、インターネットをしたりしてゐるのか。
posted at 04:49:34
或は、宇宙の膨脹が止まれば、今度は縮小に轉じ、最後はビッグバンの頃の火の玉の状態にまで戻つてしまふ。
posted at 04:48:45
宇宙がこのまゝ膨脹し續ければ、何億年何兆年……の未來にはありとあらゆる原子が細かい粒子レヴェルにまで引裂かれ、空間を極稀に飛ぶのに遭遇する程度にまで、宇宙の密度は低下するんだとか。
posted at 04:47:39
ニュートン邊を立讀みする程度でいいからたまにはみんな宇宙論の話を讀むといい。
posted at 04:45:54
科學的な物の見方をしてゐる人々も、我々が生きてゐる現在から先、宇宙と云ふものがずつとずつと存在し續ける事を考へない。
posted at 04:45:30
深く考へない人間は、一方の立場から他方の立場へと、極端な飛び移り方をして、しれつとしてゐるものだ。それが一番危ない。
posted at 04:42:06
深く考へないでナチズムつぽいものにはまるのも、深く考へないでナチズムつぽいものを罵倒するのも、大差ない。
posted at 04:40:41
ナチズムを「否定」する日本人も、みんなよくわからないまゝ「兔に角否定すべきなんだ！！！！！！」みたいに思ひ込んで適當に否定してゐるだけだから、なんか「ナチスっぽい」ものなら何でも無根據のまゝ、深く考へないで、非難・攻撃をしてしまつたりしてゐる。
posted at 04:40:08
非難する側ですらも立場が曖昧なんだから、思想的に脆弱な人が安易に飛びついて・信じてしまつたりするのも、まあ、仕方がないと言へば仕方がない。
posted at 04:37:34
で、日本人が「優生學」なんかを非難する時、ベースにしてゐる價値觀、つて奴が、案外曖昧だつたりするんだな。
posted at 04:36:28
科學的な物の見方をするなら、いづれも單に觀察の對象であり、記述の對象であるに過ぎない。非難したり肯定したりするなら、その時點で、あなたは自身の信ずる何らかの價値觀に從つて、價値判斷をしてゐるのである。
posted at 04:36:03
ナチズムにしろ「優生學」にしろ、さうした意味で「反近代の思想」に屬するものであり、性格的にひねくれてゐる思想だから、みんな深く考へないで適當に否定したり、或は、深く考へないで信じちやつたりするわけだ。
posted at 04:34:36
現代の思想が複雜になるのも、複雜系の話を知つてゐる今の人なら、あんまり俺が説明しないでも、大體わかるだらう。
posted at 04:32:46
おまけに、キリスト教を否定する近代の思想も「不十分」だとして否定する「反近代の思想」も出現した。
posted at 04:31:36
近代後期には、キリスト教以前、或は、キリスト教に抵抗して生まれた近代合理主義が生まれる前の「非合理の世界」に戻る事を主張する「反近代の思想」が出現するやうになつた。出現の經緯がややこしいから、「反近代の思想」のありやうは樣々。
posted at 04:30:25
近代後期になると、キリスト教に抵抗する「近代の勢力」に抵抗するのは、キリスト教を奉ずる「保守派」だけではなくなつた。
posted at 04:29:24
ヨーロッパでは、キリスト教が支配した中世から、キリスト教に抵抗する勢力と、キリスト教に抵抗する勢力に抵抗する勢力とが存在する近代に、時代は移行したが――
posted at 04:23:07
この邊、思想や哲學、歴史を專門にやつてゐる人でも、と言ふか、專門にやつてゐる人ほどいいかげん＝雜に考へてゐたりするんで、注意が必要なのだが
posted at 04:21:03
ナチズム、ファシズム、と云ふものが、「反近代の思想」として出現してゐる事、「反近代の思想」が近代の思想を前提としてゐる事、その近代の思想と云ふものが中世の物の見方・考へ方＝キリスト教を前提としてゐる事――
posted at 04:20:15
で、同じ人間の中で弱者を切捨てる事を理論化した「優生學」がナチスの産物であるわけだけれども、そのナチスの思想・發想にはキリスト教の發想とアンチキリストの發想とがややこしい形で絡んでをり、結構檢討が厄介だつたりする。
posted at 04:17:51
白人が、牛を平氣で食べるのに、鯨を食べるのに反對するのは、牛が人間の利用すべき動物でしかなく、鯨は知性を持ち、人間の側の存在だと考へるから。日本人にしてみれば目茶目茶な理窟だが、連中してみればそれが理窟なのだから仕方がない。理窟に基いて嚴密に話を切り分けるのも彼らの習慣である。
posted at 04:15:58
日本人はキリスト教の信者ではないから、動物と人間とをそれほど嚴密に區別しない。
posted at 04:12:45
動物と人間とを嚴密に區別するヨーロッパ人の發想は、キリスト教の價値觀に基いてゐる。科學に基いてはゐない。
posted at 04:12:09
科學は「べき」論に關與しない。
posted at 04:11:09
「優生學」や科學的社會主義を「認めるべきである」或は「否定すべきである」と言つたならば、その時あなたは「べき」論を展開してゐる。
posted at 04:10:28
「優生學」にしろ科學的社會主義にしろ、いづれも單に社會の人間を處理する方法に過ぎず、科學的には觀察の對象であり、それは「何である」と記述するだけの對象であるに過ぎない。
posted at 04:08:30
科學的な物の見方、と云ふものは、科學そのものとは異る。
posted at 04:06:49
動物の價値と人間の價値を區別して考へる時點で、既に科學的ではない。
posted at 04:05:34
科學の觀點から言へば、人間の中に強者も弱者もないし、動物の中に強者も弱者もない、のみならず、動物と人間の區別もない。生物と無生物の區別も單に異る分類となるだけだ。
posted at 04:05:05
「優生學」にしろ科學的社會主義にしろ、價値判斷が入り込んでゐればそれは既に科學ではなく、哲學・思想である。
posted at 04:03:20
科學と言ふのは、主觀的な價値判斷を停止して、客觀的に物を觀察し・考察し・操作する營みだ。
posted at 04:02:34
「優生學」的發想が「良い」のか「惡い」のかつて議論は、良い・惡いの價値の問題だから、本當は科學的に決める事は出來ない。
posted at 04:00:27
弱者の救濟が出來るやうになつて、實際に救濟をするやうになつた社會で、弱者を救濟しなければ「我々健常者」はもつといい生活を出來る筈だ、つて事で「優生學」が唱道されるやうになつたのだが、まあ、贅澤出來るやうになつた近代人がもつと贅澤したいつてワガママ言ふやうになつたんだな。
posted at 03:59:14
ナチス的な「優生學」の發想は、近代化が進んで割と容易に弱者を救濟出來るやうにヨーロッパ文明が發達した頃に出現した。さうさう弱い人間を養へなかつた貧しい時代には、思想もクソもなかつた。
posted at 03:56:46
人間に近いと考へればシーシェパードみたいにいるかやくじらでも人間並に扱ふが、うなぎみたいに知性を持たず・人間に近くなければ動物だから人間と區別して好き放題に利用していいと考へる。
posted at 03:54:52
キリスト教の發想が支配する文化は結構厄介で、弱者であつても人間であるからには飽くまで人間扱ひするが、動物は人間と違ふので弱ければそんなに大事にされない。
posted at 03:53:16
しかも、奴隷にされた黒人は、魂の救濟を求めて、自分を奴隷にした主人であるところの白人の宗教であるキリスト教を信仰するやうになつた。この邊、よくよく考へると本當に理解出來ない話なんだが、歴史はさうなつてゐる。
posted at 03:48:50
もちろん、キリスト教の信者であつた白人が黒人を差別して奴隷にした事もあり、この邊、話は單純ではない。
posted at 03:47:41
人間が見て一見「必要なささう」な人間であつても、神樣が創造したからには深い考へがあつた筈、この世に生きる意味はあるんだ、つて考へる。
posted at 03:45:50